このサイトの表紙にも描かれている「ナンコ」をご紹介します。

ナンコ

鹿児島に古くから伝わる酒席での遊びで、客を歓待し、酒席を景気づけて親睦を深めます。慶長3年(1598年)島津義弘が朝鮮の役から帰国した際、はじめてのが最初と伝えられています。
ナンコが始まるのはある程度焼酎が入ってからで、ナンコ盤を前に2人で向き合い、長さ10cm程度の箸や1cm四角の角材3本ずつをお互いが持っていて、両手を後ろに回して、かくしておき気合もろとも右手を突き出して、相手が何本もっているかを当てる遊びです。ナンコをする時は審判、あるいは介添人がそばにいて、盆に焼酎をついで見ていて負けた方は焼酎を飲まねばなりません。勝った方に花と称して献杯することもあります。

ナンコの数の呼び方

ナンコは相手が持っている本数を当てたり、あるいは双方合計の本数を言い合いするのですが、本数の呼び方に独特の用語があります。

●ゼロ=なし、フウ、お手パラ、オイヤラン
●一ツ=一丁、一人者、天皇陛下、一本、ウゼケンに一人
●二ツ=下駄ン歯、夜明け、オンジョボ(夫婦)、じゃんぼ
●三ツ=三本、下駄ン目、犬のシビン(小便する時3本足になる)、鍋こしい
●四ツ=菜の花、四本、シンメ、蚊張ン釣手、ニワ鳥が二匹
●五ツ=五本、五人め、五人め餅、片手、ごんじう
●六ツ=六本、すっぱい、うぜげん、いっぺ、けねじゃ(家内中)、アイタケ

▼そのた
あによ(兄の意、自分より数が多い)、おとつ(弟、自分より数が少ない)
どっこい(同数)、どやつ、お互い、どっちも

2011年12月6日 火曜日 掲載

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