いつも、薩摩焼酎、奄美黒糖焼酎をご愛飲頂きありがとうございます。
今回は本格焼酎と混和焼酎をラベルで見分ける方法をご紹介します。

焼酎とは

もともと「焼酎」とは、鹿児島など九州各地を主産地とする本格焼酎(単式蒸留焼酎)を指す呼称でしたが、約150年前に海外から伝えられた連続式蒸留方法により造られた連続式蒸留焼酎(焼酎甲類)も、酒税法で「焼酎」に区分され現在に至っています。
また、最近では「混和焼酎」というものが販売されており、本格焼酎と誤認されるケースも多く見受けられていますので、まず、それらの「焼酎」の特徴を簡単にご紹介しましょう。

1 本格焼酎(単式蒸留焼酎または焼酎乙類ともいう)

麹(こうじ)を用い、芋、麦あるいは米等を原料として発酵させたものを、日本古来の伝統的な単式蒸留という方法で蒸留したもので、芋や麦など原料それぞれの風味や香味を色濃く残し、自然の旨さをそのまま堪能できる日本伝統の焼酎です。

2 連続式蒸留焼酎(焼酎甲類ともいう)

外国から輸入した粗留アルコール(その原料には糖蜜やとうもろこしが多い)を連続式蒸留機で蒸留し、その結果得られた原料用アルコールに水を加え、アルコール分36度未満に薄められた無味無臭のお酒で、混和焼酎の主原料としても使用されています。

3 混和焼酎

本格焼酎ブームにあやかって、近ごろ増えてきたもので、上記2の無味無臭の連続式蒸留焼酎(甲類焼酎)を主原料として、芋や麦の風味を出すために、1の本格焼酎を少量混和したもので、主に大手ビールメーカーや蒸留酒メーカーで製造されています。

本格焼酎と混和焼酎との見分け方とは

ラベルを見ますと、「本格焼酎」、「混和焼酎」製品のどちらにも、『芋焼酎』や『むぎ焼酎』といった原料表示(「冠表示」といいます)があります。
特に、混和焼酎には「むぎ◎◎」とか「芋○○」といった商標を大きく表示したものが見受けられ、消費者の方が誤認して購入されている事例が散見されています。ラベルに米焼酎・麦焼酎・芋焼酎などの冠表示があるからといって、それが本格焼酎とは限りませんのでご注意ください。 

本格焼酎だと思って買ったのに、後でラベルをよく見たら混和焼酎と表示されていた・・・なんてことにならないように。ラベルに目を凝らせば、本格焼酎か混和焼酎か、すぐに判別がつきます。

麦焼酎や芋焼酎など冠表示に記された、原料の本物の味わいを堪能したいときは、”本格焼酎”と必ず明記されたものをお買い求め下さい。

本格焼酎のラベルの見方

本格焼酎のラベルの見方

本格焼酎のラベルの見方


1.酒類の品目

ラベルの一角に必ず「本格焼酎」と明記されています。本物であることの証明です。

2.冠表示

米や麦、芋など特定の原材料を強調するのが冠表示です。
複数の原材料を使用している場合は最も使用量の多いものを冠表示しますが、ラベルに比率を表示していれば、蔵元が強調したい原材料を冠表示に用いることもできます。

3.アルコール度数

本格焼酎は酒税法によってアルコール分が45度以下と決められています。
25度が一般的ですが、製品としては44度の度数の高いものから12度程度のものまで様々な本格焼酎が市販されています。

4.使用原材料

使用された米・麦・芋等の主原料について使用量の多い順に表示されています。さらに本格焼酎は必ず「麹(こうじ)」を使用しています。

5.容量

レギュラー酒にピッタリの1800mlをはじめ、すっかり定着した720mlや900ml、飲みきりタイプの180mlなどサイズ展開は豊富です。

6.蔵元名・蔵元所在地

製造した製造者及び製造場所在地が必ず記載されています。

混和焼酎のラベルの見方 

混和焼酎ラベルの見方

本格焼酎のラベルの見方

 

7.冠表示

混和した本格焼酎(焼酎乙類)に使用した特定原材料の香味特性をもつ場合に限り冠表示が認められていますが、本物の本格麦焼酎ではありません。

8.混和の旨の表示

「焼酎甲類乙類混和」または「焼酎乙類甲類混和」等、甲類焼酎と乙類焼酎を混ぜた焼酎であることをラベルにはっきりと大きく表示することになっています。

※混和焼酎の新しい表示基準は、平成25年1月1日から実施しています。

9.原材料

甲類焼酎・乙類焼酎の混和割合をそれぞれの使用原材料を多い順に明記することになっています。
注意して見ていただき、本格焼酎との違いをご確認ください。

2013年7月11日 木曜日 掲載

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