「本格焼酎」とは、どのように定義されているものでしょうか。

製造方法と酒税法の2つの観点からご説明しましょう。

お酒の種類について

お酒の種類には、製造方法によって大きく次の3種類に分類されます。

分類  
醸造酒 原料をそのまま、もしくは原料を糖化させたものを発酵させた酒。 日本酒・ビール・ワイン
蒸留酒 醸造酒を蒸留し、アルコール分を高めた酒。 焼酎・ウィスキー・ブランデー等
混成酒 酒(蒸留酒が主に使われる)に他の原料の香り・味をつけ、糖分や色素を加えて造った酒。 リキュール・甘味果実酒・みりん・合成清酒

焼酎は製造方法から見ると「蒸留酒」になります。

製造方法については「本格焼酎のできるまで」で詳しくお話しします。

酒税法上の「本格焼酎」

みなさんも、ご存知の様にお酒には「酒税」が掛けられており、国の大きな財源になっています。酒税法上での本格焼酎はどういう位置付けになっているのでしょう。次の表をご覧ください。

酒類の区分     規定
発泡性酒類 ビール    
発泡酒    
その他の発泡性酒類    
醸造酒類 清酒    
果実酒    
その他の醸造酒    
蒸留酒類 連続式蒸留
しょうちゅう
焼酎甲類 アルコール含有物を連続式蒸留機により蒸留した酒類で、アルコール分が36度未満のもの。
以下のものは含まれません。

  •  発芽させた穀類又は果実を原料の全部又は一部としたもの
  • しらかばの炭その他政令で定めるものでこしたもの
  • 含糖質物を原料の全部又は一部としたもので、そのアルコール含有物の蒸留の際の留出時のアルコール分が95度未満のもの
  • アルコール含有物を蒸留する際、発生するアルコールに他の物品の成分を浸出させたもの
  • (上記のうち、政令で定められている特別な条件は除きます。)
単式蒸留
しょうちゅう
焼酎乙類 以下の条件にあてはまるもの。
  1. 焼酎甲類以外(焼酎甲類の箇条書きになっている項目は含みません)
  2. アルコール分が45度以下のもの。
  3. 以下のアルコール含有物を連続式蒸留機以外の蒸留機(単式蒸留機)により蒸留したもの
  • 穀類又はいも類、これらのこうじ及び水を原料として発酵させたもの(米焼酎、麦焼酎、いも焼酎、そば焼酎)
  • 穀類のこうじ及び水を原料として発酵させたもの(全こうじ焼酎)
  • 清酒かす及び水若しくは清酒かす、米、米こうじ及び水を原料として発酵させたもの又は清酒かす
  • 政令で決められた砂糖、米こうじ及び水を原料として発酵させたもの
  • 穀類又はいも類、これらのこうじ、水及び政令で定める物品を原料として発酵させたもの
  • 上記に掲げる酒類以外の酒類
  • (上記のうち、政令で定められている特別な条件は除きます。)
原料用アルコール    
ウイスキー    
ブランデー    
原料用アルコール    
スピリッツ    
混成酒類 合成清酒    
みりん    
甘味果実酒    
リキュール    
粉末酒    
雑酒    

酒税法上は、焼酎乙類に位置付けされています。
「本格焼酎」と表示できるしょうちゅう乙類の範囲について酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律施行規定の改定により平成14年11月1日(本格焼酎の日)から施行されました。

本格焼酎とは単式蒸留しょうちゅう(焼酎乙類)に該当するものとなります。

2011年12月6日 火曜日 掲載

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